命をつなぐ出会い。ご縁で結ばれた愛犬との上海暮らし

先代犬からのご縁を感じながら上海で新しく迎えた愛犬と暮らし始めたSご夫婦。愛犬のこと。上海のこと。素敵なエピソードがたくさんあるインタビューでした。

愛犬との出会いのきっかけを教えてください。

昨年、16年飼っていた赤色ミニチュアダックスフンドの愛犬を亡くし、あまりに可愛がっていた為、もう一度先代犬と同じカラーのダックスを飼いたいなと思いました。

特殊な体型により骨格等に先天性の問題が出やすい犬種なので、しっかりとした信頼出来るブリーダーさんを小红书で探したところ、南京にあるダックスフンド専門ブリーダーさんが素晴らしいとの沢山の記事を見つけました。

そのブリーダーさんは、3年待ち(しかもさらに抽選)してる人がいるくらい人気&有名なブリーダーさんらしく、これはなかなか難しいかもしれないなと思いつつ、ダメ元で個別メッセージをしてみたところ、私の小红书アカウントにアップしていた先代犬の記事を見て、16年間もダックスを大事に育てていた方なら…と、次に赤色ダックスが誕生した際には優先して1匹譲って頂ける事になりました。

生まれた子犬は全部で4匹。ブリーダーさんが送ってくれた動画を見て主人も私も瞬間で「この子だ!」と、ビビビときました(笑)

後で知ったのですが、交配日は8月8日。なんと先代犬の誕生日!すごい縁を感じましたね。

先代犬はおとなしく穏やかな性格だったのですが、この子は“超”がつくほどやんちゃで、毎日元気に暴れ回って笑わせてくれています。

愛犬の特徴やチャームポイントは?

への字眉毛があるように見える毛色

上海で犬と暮らすことで気をつけていることはありますか?

いつ帰国になっても大丈夫なように養犬登録、ワクチン接種、日本へ連れて帰るための手続きを事前に準備しておく事。以前春節の関係で狂犬病のワクチン接種が1日遅れてしまい、そのせいで血清採取などの手続きが更新出来ず、イチからやり直しになってしまった事がありました。

あとは当たり前の事なのですが、リードは必ずつけています。何かトラブルになった際にリードをちゃんとしていたか否かは大事なポイントになります。愛犬を守る意味でもしっかりお散歩マナーは守っています。

フードやペット用品はどこで入手されていますか?

タオバオのメーカー直営店で購入しています。

愛犬と暮らしている住環境を教えてください。

マンション自体の敷地が広く、また裏手には蘇州河があり、川沿いが両側共に公園になっているので、ワンちゃん連れでお散歩するにはとても恵まれた環境だと思います。

これまでの上海生活で愛犬との思い出深いエピソードを教えてください

愛犬との思い出深いエピソードは沢山あるのですが、特に強く印象に残っているのは3つあります。

1つ目は、コロナの隔離期間生活です。これは先代犬の頃になるのですが、2022年、コロナウイルス蔓延により上海は約2ヶ月間の隔離生活を余儀なくされました。1番困ったのはワンちゃんのお散歩に行けないこと。お外でしかおトイレをしなかった子なので、家から出れないとおトイレを我慢してしまい…。これは困ったなぁと主人と考えた結果、PCR検査で外に出た際に、道端に捨てられていた草を拾って持ち帰り、ベランダにミニ芝生を作ったりしました(おかげで無事におトイレが出来るようになりました)

隔離生活、大変な事もありましたが、24時間愛犬と一緒に居られて在宅ワークが出来たのは、すごく貴重で楽しい時間でした。

2つ目は、これも先代犬になるのですが、ワンちゃん友達の御一家と一緒に、上海郊外にある崇明島へ旅行へ行った事です。
ハイアットホテルがワンちゃん宿泊可という事で行ってみたのですが、とにかく素晴らしかったです!

ワンちゃん連れの宿泊客とそうでない宿泊客、どちらも気持ちよく宿泊出来るよう、宿泊棟やホテル内のレストランの座席を分けていましたし、レストランにはワンちゃん専用のご飯メニューも豊富にありました。また、サービスでワンちゃんの写真をカプチーノに転写してくれたり、至れり尽くせりでした。中国も最近ではこんなにワンちゃんに対してウェルカムになってきたんだとびっくりしました。
大好きなお友達ワンちゃんと一緒に、ホテルのロビーを堂々と、嬉しそうに歩く愛犬の顔はすごく印象に残っています。

3つ目は最近なのですが、ブリーダーさん主催のファミリー会に参加した事です。今年愛犬が我が家に来て、初めてこの会に参加したのですが、1年に1度開催しているらしく、この犬舎出身のダックス100匹以上が集合し交流しました!

ブリーダーパパさん曰く、こういう交流会を開催する事で、ワンちゃんはもちろん、飼い主同士も友達になって、ワン連れで一緒に出かけたり、何かあった時に気軽に相談出来るようなきっかけになったら嬉しい、と。
販売して終わり!では無く、犬舎から巣立っていったワンちゃん達がこれからも充実した幸せな生活を送れるようにサポートしていくという、ブリーダーさんの深い愛情を感じました。

愛犬との思い出作りや、今後トライしてみたいこと、計画などはありまか?

中国国内の高速鉄道が一部の路線でワンちゃんも乗れるようになったとの事で、一緒に遠方に旅行に行きたいのと、愛犬の生まれ故郷の南京に行ってパパママ犬と会わせたいなと。


  • 愛犬プロフィール
  • 犬種:ミニチュアダックスフンド
  • お名前:ルイ
  • 性别:男の子
  • 毛色:レッド
  • 生年月日:2024年10月9日
  • 性格:“超”がつくほどやんちゃ。でも怖がり
  • 食べ惯れたフード:ロイヤルカナン(ただし最近飽き気味…)
  • 出没エリア:天山路界隈,半马苏州河公园,长风大悦城,中山公园来福士广场

=インタビューを終えて=
素敵なご夫婦と愛嬌たっぷりのルイさん。ご自宅リビングにはハウスで過ごす愛犬の様子を外出してもいつでも見れるように見守りカメラが設置されれいました。お留守番させた時は、外出先からずーっと見守っているんだろうなーと思うくらい溺愛している関係が伺えました。先代犬との奇跡を思わせるような新たな出会い。これからの新しい思い出にもきっと先代犬も心の中で参加してご夫婦と2匹の思い出として幸せが増えていくんだろうなーと思いました。
Pet With の愛犬との上海暮らしインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。
=取材:2025年9月9日 Pet With 編集部=

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